石場建ての家ができるまで#07設計のはなし②
前回は、二世帯住宅の間取りが決まるまでのお話をしました。
今回は、その間取りを石場建ての家として実現するための、構造計算のお話です。
石場建ての家と構造計算
石場建ての家では、間取りを考えることと同じように、建物の構造をしっかりと検討することが大切です。
今回の家も、間取りを形にしていく中で、構造面でさらに工夫が必要になってきました。
そこで私たちは、石場建て住宅の構造計算実績のある、悟工房 山中さんに構造計算をお願いしました。
石場建てという、金物や筋交いに頼らない工法を理解し、構造計算ができる方はとても貴重です。山中さんは、他にもたくさんのお仕事に追われて大変お忙しい中、引き受けてくださり、計算に取り掛かっていただきました。
計算中も、何度も山中さんと構造や間取りについてやりとりをし、建物をどうすれば実現できるか、一緒に考えていただきました。
構造上の課題を解決する
構造計算を出した後、限界耐力計算も行っていただき、地震に対する建物の安全性を確認しながら、家づくりを進めることができました。
構造計算で必要な耐力を確保するため、階段下の収納となる部分には、落とし込みの板壁を入れることになりました。
間取りを大きく変えることなく、必要な耐力を確保する方法を考えてくださり、本当に助けられました。
間取りを考える大島さん、構造計算を担当する山中さん、そして実際に家をつくる私たち、それぞれの知識や経験を持ち寄り、一つずつ課題を解決していく。家づくりは、沢山の人の力が合わさって形になっていくものだと、改めて感じました。
いよいよ着工へ
間取り決めから設計、そして構造計算までの道のりを経て、いよいよ着工となりました。
これに基づいて加工した材料を、しっかりと地業をした土地に据え、いよいよ家を建てていきます。
ここからは、実際の現場の様子も交えながら、石場建ての家ができていく過程をお伝えしていきたいと思います。


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