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​保育園ロッカー製作

保育園で子どもたちが荷物を入れるロッカーの製作です。
今回のロッカーは、保育園の年少クラス用。かばんを入れるスペースの下に、着替えを入れる引き出しを付けます。

保育士さんとどのように使うか、どこにどう設置したいかを伺って、細かく打ち合わせを行いました。
保育室に設置し、思うように扱えること、子どもたちが扱いやすいことを第一に。
そして、「木のやわらかなぬくもりに触れてほしい」という保育士さんの思いも大切にしながら作りました。

国産材で作りたかったのですが、傷やへこみが付きにくく、手入れのしやすいものと考え、米ツガを使用。
かばんを置く棚は縦に2段ずつ、10列の計20人分です。引き出しの取っ手は付けずに曲線に彫り込んで、手掛けを付けました。ヤスリをかけることで気持ちの良い質感になりました。ロッカー全体にも、鉋・ヤスリをかけて仕上げています。
最後に亜麻仁油を塗布して木を保護しました。

















 
保育家具
造作家具
設置は、置いてあったロッカーと入れ替えになるため、古いロッカーを取り外して新しいロッカーを設置しました。
また、ロッカーとは別に、一人一人のクレヨンなどを入れる棚も製作して設置しました。
横並びに設置し、納品が完了です。

 
横浜市栄区工務店  イチキ大工  土壁の家
造作家具
大工が作る 家具
保育園 ロッカー
保育ロッカー
納品日は、ちょうど保育園の新年度準備で、保育士さんが皆さんいらっしゃったので、設置中から順番に保育士さんが見に来ては、とても喜んでくれました。ある若い保育士さんからは、「木っていいですね…」と一言。
若い方が木の良さを身近に感じてくれるというのは、とても嬉しいことです。

この保育園では、年少クラスから自分のかばんを持って登園し、初めて自分のロッカーへ荷物や着替えをしまい、自分で物を管理することが始まるとのこと。
子どもたちもきっと、自分だけのロッカーに愛着を持って使ってくれることと思います。

今回の製作・設置をして、改めて子どもたちのそばに関わる仕事ができることは本当に幸せなことだと感じました。
子どもたちに、木のぬくもりを、肌触りを、生活の中で感じてもらえたら、とても嬉しいことですね。
それを大事にしようとする保育士さんの感性にも、感動しました。

 
保育園 家具
木のロッカー
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