石場建ての家ができるまで #01運命の出会い
- hisae ichiki
- 5月14日
- 読了時間: 3分
更新日:4 日前

2023年の夏に、石場建ての二世帯住宅を上棟しました。
こちらの施工については、随時Instagramでもお伝えしていましたが、記録としてブログにも残そうと思い、遅ればせながら(相当時間が経ってしまいました)少しずつ施工を振り返って記事を書いてみようと思います。
自分の家を建てたい、となんとなくイメージしている方から、家を建てるなら木の家が良いな、という方、石場建て・手刻み・土壁の家に興味がある方まで、幅広くいろいろな方の目に留まってくれたら嬉しいです。
家を建てるための情報材料としてお役に立てればいいなと思います。
さて、2023年に上棟と言っても、お施主さんから問い合わせがあり始めてお会いしたのは、2021年の4月でした。問い合わせのきっかけは、以前から我が家の前を車で通る機会が多く、いい家だなぁ、家を建てるならこんな家が良いなぁと思ってくださっていたそうで(さらっと文章に書いていますが、これを聞いた時にはものすごく嬉しくてたまらなかったです!)。
私達の方ではある時、そういえば看板になるものがないなぁと気づき、とりあえず足場にかけているシートを下げてみました。そのシートをかけていた時期にちょうど自宅の前を通ったそうで、「え!ここ、工務店なの!?」と気づき、SNSで調べてメールをくださったとのこと。
運命ってこうやって繋がるのか…と夫婦で感動したのを覚えています。
始めてお会いしたときには、マイホームの夢やイメージを伺いました。
まだ土地も探している段階で、希望しているエリアや、なんとなくこういった空間が欲しい、どういったものが好き…など。お客様の雰囲気も合わせて、何となくどういった雰囲気がお好みなのか、生活で大切にされていることも伺えました。
様々なお話をしていく中で、かなり話が弾んで、話題は政治の話だったり、世の中の状況について思うことだったり…そういったお話も交えながら、共感しあうことも多かったのです。
話が弾む中で私たちの中では、「またお会い出来たらいいな」という気持ちが芽生えていました。また、家を建てたい思いに寄り添って、ぜひ自分たちがその夢を叶えるお手伝いが出来たらいいな…ということを感じながらその日を終えました。
初対面でかなり濃いお話をし、私たちはとてもいい時間を過ごせた感触がありました。実際お客様はどう感じたのか…すこし気になりながらも、たとえ仕事に繋がらなくても、素敵な出会いが出来たこと自体に満足していたのです。
初めてお会いした日から、何度かメールなどでもやりとりさせてもらい…お客様から「市来さんにお願いしたいと思います」とメールをいただきました。
ここから、お客様とのわくわくする家づくりが始まったのでした。
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